「平戸街道の全容を極く簡単に紹介します。長さは伊能忠敬の測量では15里28町58間4尺8寸(約62キロメートル)。
交通上最も重要な一里塚は13。口石一里塚には江戸期の榎の大木が現存。
藩公宿泊所である本陣は6、何れも造り酒屋。江迎本陣は元禄時代(一部改造)からの雄姿を今に伝える(県指定文化財)。
平戸藩公が江戸参勤や、長崎勤番などの道中で休憩された駕籠立場は8、茶室2、計10。山ノ田茶室はその礎石が整然と残る。
馬継場跡が5、馬子通り、馬宿の地名が残る。日ノ浦・舳ノ峯番所跡もあり、更に吉田松蔭の西遊日記、全国測量をした伊能忠敬測量日記には、平戸街道の詳細な事情が書きしるされています。」 |