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鴨川 卓先生(社会)

1959年(昭和34年)〜1983年(昭和58年)

 
 

         
  東京北星会の御丁重なるご案内拝見しました。
体調が次第に弱くなってゆく中、今秋10月妻に先立たれ、只今一人暮らしで頑張っています。精神的支柱を失って更に心身の衰えを実感していますが、もう一度生き甲斐を見出したいと愚考しています。
平成20年の正月で数え年90才になりますが、東京の日野原重明先生を目標に頑張りたいと思っています。
『いかに青春を生き続けるか』    サミュエル・ウルマン
青春とは人生の一時期ではない。
青春とは心の在り方である。
   志の高さであり、
   想いの質であり、
   生き生きとした感情であり、
   迷いを払う勇気であり、
   冒険への憧れである。
人は齢を重ねるだけでは老いはしない。
ただ理想を失うことによって老いるのである。
 私はここ12〜13年間、ひたすらに江戸時代の往還である平戸街道の発見と普及と維持管理に平戸街道ネットワークの会を立ち上げ、皆さんと共に私のライフワークとして活動してきましたが、もう足腰が弱くなり、行動を共にすることができなくなりました。
 平成19年12月の平戸街道ウォーキングの会合で80回を数え、遠く長崎、諫早、大村等からも毎回参加者がおられ、私たちを勇気づけて頂きました。
 平戸街道が未来永劫まで存続することを願って、そして私の再起をも考えて前掲のサミュエル・ウルマンの詩を朝・昼・夕朗読して、私自身の気合を入れています。

東京北星会の弥栄(いやさか)を祈っています。

(2008年1月末日/受取)


 
  鴨川先生  

 鴨川卓先生の近影が届きました。

 2006年8月27日、戸尾町の「ふれあい会館」(旧戸尾小学校)において、平戸街道ネットワークの会(↓下記参照)主催で「平戸街道を語る会」が行われ、鴨川先生が、お元気に活躍されました。
 会の顧問をしておられる鴨川先生は、「江戸後期の早岐浦の賑い」 のテーマで、2時間にわたって、早岐周辺が全国的な都市であったことを、 舳ノ峯(へのみね)番所の役人であった八並家の古文書を元に研究発表をされました。

  9回生の福原幹夫さんも、受付で活躍されたそうです。

 
 
元気に研究発表される鴨川先生
 
(2006年9月4日)
 
         
 
 
         
 
 
     
  鴨川卓先生からは、「平戸街道」<田平→江迎→佐々→佐世保→早岐→川棚→彼杵の約62 km>を再生させるための取り組みをご報告いただくとともに、多くの資料をお送りいただきました。  
         
 

<これまでの主な経過>

     
  これまでの主な経過は、次のようです。
@1996年(平成8年)から平戸街道を探し始め、試行錯誤を繰り返しながら、1997年から有志と共に平戸街道を歩き続けてきた。
A1998年(平成10年)11月、「平戸街道は蘇る」(B5版124頁)を発刊。
B1999年(平成11年)3月、「平戸街道ネットワークの会」発足、鴨川先生が会長に就任。平戸街道約62kmを10〜13 kmに区切り、真夏の期間を除き、毎月1回のペースで、探訪ウォーキングを重ねてきた。
C2002年(平成14年)10月、ネットワークの会で「平戸街道」(A4版113頁)を発刊。
D2003年(平成15年)5月からは、ネットワークの会で「会報 平戸街道」を発刊。
 
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「平戸街道は蘇る」
 
 

<会の活動内容>

     
  「ネットワークの会では、5月に総会、8月に「平戸街道を語る会」(オープンにしており、一般参加者を歓迎している。会員の小研究の発表と意見交換)を開いています。これらの会のときにウォーキング時の写真を掲示しています。

毎月1回の平戸街道探訪ウォーキングについては、新聞社を回って予定の掲載を依頼しています。 タウン情報誌「ライフさせぼ」にも、集合時刻・場所を掲載してもらっています(「ライフさせぼ」Webサイト版は、こちら)。平成11年3月スタート以来、無事故です(当面の日程は下記)。

年数回,藪払いをしています。佐世保旧市街地には藪はありませんが、東彼地区・北松地区等は藪が大繁茂するので(普通は人が通らない)、草刈機も出動しています。その代わり、そのような場所が昔の街道の面影が色濃く残っています。

市町村の文化財保護委員会に街道を文化財に指定することを上申していますが、街道に対する認識が不足しています。熊野古道(奈良県南部)は世界遺産になりましたが、そのことさえも知らない文化財審議委員が多数おられます。長崎街道では、諫早市が、大村・諫早の境付近の街道を指定しました。平戸街道でも、江迎町地区で、文化財に指定することが決まりました。

川棚町では、「街道松」の復元のため、川棚史談会主催で、約180本の苗木を植え、平戸街道ネットワークの会も参加しました(50年先が楽しみですが、見ることはできません)。
道しるべ(道標)もロータリークラブの活躍により、全コースで272本設置されましたので、初心者でも道に迷わず歩けるだろうと思います。」
  平戸街道  
「平戸街道」
 
 
 
 
 
         
 

<鴨川先生の近況>

     
 

「私は、平成11年度から14年度まで、ネットワークの会の会長をしましたが、老齢(この間、80歳から84歳まで)のため、後進に譲りました。今も、1会員として参加していますが、足が思うように動かず、時折バスやタクシーを利用したり、他人のマイカーに便乗したりして、責を果たしています。研究の方は、家で続けています。

12月25日には、早岐駅に集合して佐世保中央公園まで歩きます。途中、一里塚が2ヶ所、駕籠立場(殿様の野外休息所)3ヶ所、峰・坂・茶屋の坂などの難所もあり、古色蒼然とした街道も残っており、バラエティーに富んだ所です。9回生の福原幹夫さんも、会員で頑張っています。」

 
会報 平戸街道
 
 
(2005年12月21日記)
 
「会報 平戸街道」
 
       

 

「2006年平戸街道探訪ウォーキング予定表」はこちら

街道ウォークに参加されたい方は、「集合場所に随時自由にお出かけ下さい!」

お問い合わせは、平戸街道ネットワークの会(本多稲光さん)まで

なお、ネットワークの会では、会員を募集中とのことです。

 

 
   
     
   
     
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