旧制中学から数えると百年の歴史を誇る母校。ここから約2万8千人の卒業生が巣立っていき、現在幾多の著名人が各界で活躍している……。 1960年代、基地のある九州の町(佐世保)を舞台に、高校生男子たちの友情、恋情、音楽(モダンジャズ)を瑞々しいタッチで描いたマンガ家・小玉ユキさんの「坂道のアポロン」は、小学館「月刊フラワーズ」に連載され大好評となり、2009年「このマンガがすごい!オンナ編」NO.1にも選出された。勢いはとまらず、音楽アニメとして映像化され現在多くのチャンネルで放映されている。さらに、7月27日には第1巻がBlu-ray&DVDとして発売予定だ。 全国津々浦々の同郷人が、この輝かしい同郷人の活躍を喜び、黙々と北高へと続く長い坂道を登っていた自身の青春時代と重ね合わせ、懐古的な音楽アニメに胸をときめかせていることだろう。 2012年5月21日、歴史的な金環日食が日本各地で観測され沸いた。 次の日には、「世界一の電波塔」東京スカイツリーが開業。 おめでたい出来事が続き日本中が歓喜に包まれた。 そして5月26日、祝杯ムードに乗じて第17回東京北星会総会・懇親会が新宿のハイアットリージェンシー東京で開会された。大阪や九州からの参加者も多々あり、出席者数は、337名(内学生39名)、来賓・恩師/17名の合計354名となった。 総会では決算・監査報告、会則改定、新役員選出が出席者の拍手により承認された。今回の会則改定で新たに設立された「役員会」は幹事会に対して、事業運営のたたき台案(方針・企画)を事前に立案することを目的としている。その後、芦刈会長(18回生)をはじめとする新役員が登壇し紹介が行われた。 ご多忙にもかかわらず母校の森由刈校長先生をはじめ、(敬称略)竹中厚人、福地萬三晃、吉田寛、坂井正憲、馬場忍、枡田洋吉先生が出席された。残念ながらご参加いただけなかった恩師の方々にはビデオレターという形でご登場いただいた。新入会員歓迎会を兼ねた今回の総会には、今春母校を卒業したフレッシュマンが多数参加、その溌剌とした姿に拍手が寄せられた。 今回のライブイベントは前回ご出演いただいた「サルク・セッション」(35回生・江口啓輔/鈴山隆/山本一郎/+yukariさん)がリクエストに応えての再登場となった。さらに、第9回、第10回総会のステージを務めたアーティストの小関千尋さん(33回生)がゲスト参加。同窓生ジョイントステージが実現した。故郷の味がかかった抽選会は大盛り上がり、白熱した時間となった。 1958年に完成した東京タワーは、敗戦から蘇った日本の復興を示すべく「昭和」の象徴として長く日本人の心に灯りをともしてきた。東京スカイツリーは、昨年おきた東日本大震災にもビクともせず天空をめざし、今年完成。「平成」の象徴として首都・東京の希望となった。 お集まりいただいた同窓生の方々は、東京タワーの開業を知る人知らない人それぞれ。だが、2012年の歴史的事件を同じように体験、総会に参加し時間を共有した。 次に「世紀の天体ショー」が見られるのは随分先のこと。 東京北星会は2年後に再び開催されます。それまで坂道をゆっくりと登り続け、その先にあるものを目指しましょう。東京の一隅で、同窓生の絆を確かめる集いにぜひご参加ください! 当会や総会などに対する率直な意見をどしどしお寄せいただけますよう、お願い致します。 (文責/編集部) ※ 佐世保北中・高等学校HP(歴史) http://www.news.ed.jp/sasebokita-h/rekishi.html ※ 「坂道のアポロン」番組HP http://www.noitamina-apollon.com/ ※ 小玉ユキさん公式HP http://www012.upp.so-net.ne.jp/kodamayuki/main/index2.html *編集部では本HPに掲載する皆様のナイスショットを随時募集しています。第17回総会案内はこちら。 (掲載日:2012年6月初旬) <参加者感想> *編集部では総会に参加された皆様の感想を随時募集しています。届き次第、ご紹介させていただきます。 ■ 初めて総会に参加したのは確か、1994年で芝公園近くのホテルだったように覚えています。会場に着くまでの間に東京タワーを目にしました。妹と一緒に参加しましたら、偶然総会に3人の従兄弟が来ていました。縁がなく長く会っていなかったのでとても嬉しかったです。その後、なるべく都合をつけて参加しておりますが、その度に懐かしい同級生や部活の先輩など、次々に再会が叶っています。東京北星会幹事の皆様、こんな場や機会を設けてくださり本当にありがとうございます。 (27回生/女子) → 届き次第、随時掲載します!
(文責/編集部)
(掲載日:2012年6月初旬)
(27回生/女子)