ちなみに、佐世保北高との関連で見ると、現在のグラウンドのところにあった八幡小学校が全焼し、その校庭が死体置き場に化していたことが記録されている。
本書発行当時の市長であった辻一三氏は、「この未曽有の悲惨事を二度と繰り返さないようこの記録が長く後世に伝えられて、世界恒久の平和確立に役立つことを心から願ってやまない。」との言葉を寄せておられる。
その期待に応えていきたいものである。
(本書の「装丁さし絵」を担当された村上新一郎氏よりご快諾いただいたので、さし絵もそのまま掲載させていただきました。心から感謝申し上げます。なお、民間人の死者数は、本書には1,030人と記載されていますが、その後の調査により1,225人と判明したとのことです{軍人・軍属の死者数は不明}。[長崎新聞 05.6.28])
(文責 宮田 学) |