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プールバー、カラオケボックス、プリント倶楽部の仕掛け人である、アトラス渇長の原野直也さん(23回生)。なかでも96年度に「流行語大賞」に選出された“プリクラ”の仕掛け人として有名だが、一つのアイデアが大事業へと発展していった理由を初めて語った著書を紹介する。(編集部)

原野直也著「プリクラ仕掛け人の素顔」 メタモル出版刊・本体1300円

気骨のある人だ。日本のアミューズメント界のヒット企画を次々とうみだし流行させるビジネスマンだから、さぞかしフツーではなく、名声や地位を手に入れた人にありがちな特権意識が垣間見れるか(読み取れる)と思ったが、本書を読んでその偏見は見事に覆された。
  素直であけっぴろげで気さくな人のようだ。「素直」の定義を著者は、「単に人に対した時の態度などのことをいうのではなく、人として常に進化をめざし、常識や固定観念、自分の価値観にとらわれない視点、感性、発想ができる『素直さ』でありたいものだ。つまり、『素直は、既成概念から自由であること』」と述べる。さらに、「常に前向きに“自己否定”を続けている」と。
  現状に満足せず、人の話をよくきき、学び、仕事にボーダーラインを設けずなんにでも好奇心をもち挑戦しつづけている。これが、ヒットマンの素顔だ。
  しかしながら、原野さんの人生は、世にいう波乱万丈だ。大学に進学するのが当然とされる母校・北高に通い某大学に合格するものの、実家の経済的理由で進学を断念し、ボストンバッグひとつで上京し、私立探偵やテレビCMのナレーターなど様々なアルバイトを経験する。進学を断念したことに挫折感はなかったがハングリー精神が大いに培われたという著書の、時代を先取りする精神は、この苦労(好奇心旺盛な冒険野郎の著者はそう感じなかったのだろうが)時代に根付いたに違いない。
  ないない尽くしだったからこそ自由な発想が生まれたのかもしれないが、僅かな人数で起こした会社のスタッフ全員の知恵と汗の結果、ヒット品を生み出すに至ったプロセスは実に読み応えたっぷりだ。

(文責・桑島まさき)


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