東池袋にあるサンシャインシティ・ワールドインポートマートビル内にある「ナムコ・ナンジャタウン」。“食に革命を!”をテーマに多種多様のおいしい食をお届けする店舗が集まったフードテーマパークだが、食に限らず占いやヒーリングラボラトリーなどもあり、夢と冒険とロマン溢れる様々な趣向を凝らしている。まず2階の入場券を購入し中へ入る。「ナンジャコア」「もののけ番外地」「ゴースト13番街」などに区分けされていて、あちこちに円柱形の郵便ポスト、銭湯、駄菓子店、映画館……レトロ感漂う「昭和」が点在し、すぐに私は懐かしい時代にタイムスリップしたような錯覚を覚えてしまった。3階はさらに不思議空間がたくさんで、一日じっくり楽しみたいパークだ。
「ビッグマン」は2階奥の一隅にあり、スペースはさほど広くはなく、佐世保バーガーとしては低価格なのがうれしい(商品の詳細は下記へアクセスして下さい)。
そもそも「ビッグマン」は、「ベーコンエッグバーガー」で有名な店。そのうまさと伝統のヒミツを知るために早速食してみた。価格は440円。地元長崎の「太陽卵」と桜の原木でじっくりスモークした「自家製ベーコン」、元パン職人であるオーナーのこだわりで作った「オジリナルふっくらバンズ」を使用している店の看板メニューだけに、おいしいことこの上ない。実のところ、取材したほんの一時間ほど前にパスタを食べていて満腹だったのだが、ペロリとたいらげてしまった。
上下からしっかり潰し、傾けずに食べるのが<佐世保流>だそうだが、故郷を離れて長い私はうまくできない。故郷ではなく、東京で初めて食べた佐世保バーガー。東京で、地元の人々の情熱を感じた次第だ。 |