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修学旅行で上京した佐世保北中生と交流 

 
     
 

 中高一貫校になり今年で4年目になる佐世保北中学校の3年生による3泊4日の修学旅行が、2007年7月16日から19日の間、行なわれた。台風の影響が心配される中、昨年に引き続き富士山登山にも挑んだ。
 修学旅行のテーマは「日本一を体感し、自己統制力をはぐくむ」。教育目標に掲げられているテーマの一つであり、日頃慣れ親しんでいる烏帽子岳や弓張岳に勝る高き山があり、古来より日本人の精神的支柱となってきた日本一の富士山を体感するという、実にすばらしい企画といえるだろう。

 
     
     
 

■より高きを目指す旅

     
 

 2日目の7月17日、生徒たちは富士山から下山して東京へ移動、九段下にある宿泊先の九段会館に到着。19時10分から「佐世保北中学生と在京先輩たちとの集い」が同会館内で開催された。 


 今年3月、佐世保北高を卒業し東京大学に現役入学した54回生の中村太一さん、佐々木幸治さん、何殊維さんの3人に加え、東京北星会からも武藤正典副幹事長(24回生)が参加した。


 富士山を下山し、バスに揺られ宿泊先に着いたばかりの生徒たちは慌ただしく夕食をとり、講演会会場へ入場。付き添いの先生たちに導かれてきびきびと行動し、疲労を微塵みじんも感じさせず溌剌はつらつとした声で挨拶あいさつをする。


 最初に、久原巻二校長先生が、東京北星会の紹介をされ、続いて当会副幹事長の武藤さん、その後54回生の3人が、それぞれ後輩たちに向けてメッセージを送った。

 
 
         
 
 
 
         
 
 

<東京北星会副幹事長・武藤正典さん(24回生)>
 54回生の3人と同じく東京大学出身の武藤さんは、学生時代の思い出と勉強に対する考え方を2つのポイントに分けてわかりやすく話した。
 1番目は、「家庭での勉強は予習。学校の授業は自分の勉強した内容の復習であり、勉強の確認の場だった。予習を徹底することで授業中はとても楽しく、先生に何を質問されるかまで予想できた」と「予習のススメ」を説いた。

 
   2番目として、「つめこんだ知識は年齢と共に忘れてゆくものだが、モノの考え方は身に付いていくものだ。目の前の事象に対してなぜ? と考える習慣を身につけて欲しい。そのためには、文章をよみ何をいいたいのか推論する力や情報を整理する力が必要となってくる。それを補うのが読書であり、新聞だ」と「モノを考える力をつけることの重要性」を懇々と話した。生徒たちはシャンとした姿勢のままでエンピツを走らせていた。

 続いて、54回生の3人が一人ずつスピーチをした。
 
     
 

<東京大学(理U)一年生・何殊維さん>
「中学までは、今しかできないことをやるべきで、受験生になったら必死の構えで勉強すればきっとできる。勉強の方法としては、丸暗記をさけ、問題の本質を理解すれば自ずと学力はのびるはずだ」と、余裕の発言。他方で、「今しか得られない学園生活をしっかり楽しんでください」と、優しいアドバイスも忘れない。

 
 

<東京大学(理U)一年生・佐々木幸治さん>
「目的をもって大学に入る人は世に言う五月病にはならない。自分は在学中、英語の先生に「Pardon?」とばかり質問していたが、東大生になれた。だから心を鬼にして必死で勉強すれば志望する大学に入ることはできるはずだ」と飄々ひょうひょうとした中に説得力のある話をしてくれた。
<東京大学(文U)一年生・中村太一さん>
「北高入学時、全体で70番ぐらいだったので、東大に入ることができると思わなかった。でも、それが北高なのだ! パッとしない学力の生徒を押しあげる力をもった学校なのだ、ということをしっかり自覚し、恵まれた勉学の環境にいるということを認識して欲しい」と、先の2人とは違う視点で語ってくれた。

 
       
     
 

■日本一に触れ続け……。

 
     
 

 最後に話してくれた中村君が指摘したように、疲労をものともせず懸命にメモをとる生徒たちは、この会場に入ってから誰一人居眠りをしていない(ようだ)。日本一の山から日本一の大都市へ、日本一の大学・東大生との集い……。“日本一”に触れ続け、より高きをめざし前進する若人たちにとって、睡魔より刺激的な会だったのだろう、きっと!

 
     
   先輩たちのエールに後輩たちも黙ってはいられない。会場から質問の手があがり、「いつ頃から成績が伸び出したと感じましたか?」「高校の時の夢は何でしたか?」「睡眠時間はどのくらいでしたか?」と、生徒たちにとって極めて現実的な質問がなされた。  
     
   刺激を受けたのは後輩たちだけではない。学生時代が遙か遠い日々となった東京北星会会員にとっても、自分の望む未来を勝ち取るために努力を惜しまない、そのひたむきな姿に、ともすれば忘れてしまいがちな大事なモノを思い出させてくれる有意義な交流会だった。  
     
 

 交流会が始まる前、久原校長先生から東京北星会に対して、「関東地区へ進学する北高卒業生を歓迎する会を毎年開催して欲しい」とのリクエストがなされた。今後、当会が取り組むべき最重要な課題の一つとして対応していくべきだろう。日々の煩雑な用事に埋没され次第に離れることはあっても、故郷を同じくする同窓生の集う場がここにあるということを、頭の片隅に覚えておいてもらうためにも。

 なお、修学旅行の詳細は、母校のHPに記載されているので、ご参照ください。

 
 

以上、フリーライター〈桑島まさき〉こと31回生〈桑島千秋〉のレポートでした。

 
         
 
 
 
         
   
     
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