非常勤講師を佐世保高専で6年と、当時の北松南高校(現在の清峰高校)で平成7年度の1学期のみ務めました.
町内会の役員も6年務めましたがこれには大変苦労しました.断わりきれずに引き受けたことを大いに後悔しました。その他、母との別れ、子どもたちの結婚、孫の誕生等々、公私ともに多忙な10年でした。現役の頃は定年退職後はどんな組織にもかかわらず、悠悠自適の生活を夢見ていましたが、現実は夢とは程遠いものでした。
2004年(平成16年)3月、私は古希を迎え、今年の3月で73歳になります。70代こそ悠悠自適かなと思っていたのですが、相変わらず子や孫たちの世話事が多く、家庭の瑣事も放ってもおけず、なかなか悠悠とは参りません。
毎日夕食後から就寝までが概ね私の時間です。この時間帯には好きな歴史書や新聞を読んだり、好きなラジオの番組に耳を傾けたりしています。新聞とラジオは、私のよき友です。日記はおよそ30年ほど前からつけていますが、最近では過去のことはよく憶えていても、昨日や今日の出来事がさっと思いだせぬこともあり、苦笑しています。
元北高の同僚の先生方とお会いすることはほとんどありませんが、たまにお世話になった先生を訪ねたり、電話でお話したりしています。
昨年4月には、私の学生時代の友人が2人東京から来保しました。彼らと最初に出会ってからすでに50余年になりますが、互いに顔を会わせるとたちまち学生時代に戻り感無量でした。3人で佐世保から平戸市田平町の里田原遺跡、平戸、佐賀県鎮西町の名護屋城址、呼子、唐津などを巡りました.20代にタイム・スリップして、夢のような2泊3日の出会いでした。初めての西海路の旅を満喫して帰京した2人からの手紙には、「今度は鈴山さんが東京に来いよ。宿泊は心配無用、俺たちの家に泊まれ。」とありました。
東京やその近郊にはかつて学生時代に青春を共有した仲間がまだまだいますので、東京はとても懐かしく、私にとっては第2の故郷のように思えます。また高校や大学時代の友人は、私の生涯の宝です。
東京北星会の皆様、どうぞお互いの絆を大切にされて、ご健勝にてご活躍下さい。
東京北星会のご発展を衷心より祈念申し上げます。
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