北星会総会・懇親会が開催された一週間前、ハウステンボスでは卒業後30周年記念同窓会が開催されていた。どんな同窓会だったのだろうか?
出席するために帰省した27回生の古川さん(東京北星会役員)に感想をレポートしていただいた。(2004年10月)0月)
■卒業30周年同窓会に参加して
27回生 古川英夫
「労を厭わず献身的に世話をする誇りとすべき伝統を実感」
8月13日(金)、ハウステンボスのホテルヨーロッパ レンブラントホールで、27回生の卒業30周年の同窓会が行なわれました。
10年前の20周年の時は170人位の参加があり、今回はそれを上回るのではないかと私は思っていたのですが、予想に反して110人位にとどまりました。
私なりに分析してみると、まず初物の20周年はインパクトがあったということです。「いったい皆どうしているのだろう」「どう変わったのだろう」という好奇心から参加率が高かったのだと思います。
それに対して今回は、佐世保でも東京でも、この10年間に頻繁にミニ同窓会を行なうようになり、20周年ほどのインパクトはなかったのでしょう。20周年の時に、佐世保の同窓生が住所調べをしてくれたおかげで、東京でも30人前後が集まるようになりました。「東京でやっているから、わざわざ佐世保まで行かなくてもいいか」と思った人もいたかもしれません。
第2に、会費の15,000円が敬遠されたかもしれません。これには2次会と帰りのバス代が含まれているのですが「それでも高い!」という声が実際あったようです。この御時世、奥さんや旦那さんに「15,000円許して!」と頼むのはつらいことかもしれません。ハウステンボスのホテルヨーロッパですから、他所でやるより高くつくことは確かでしょう。
そんなことで20周年よりは少なかったのですが、今回は立食ではなく、丸テーブルに座って落ち着いた雰囲気の中で楽しめたと思います。帰りのバスは2台に分乗して市内へ向かったのですが、バスの中は修学旅行のような雰囲気です。今年48才の年男・年女が無邪気にはしゃぐ姿は、まさに同窓会ならではの光景でしょう。
常々思うことですが、大規模な同窓会を行なうことは大変なエネルギーを必要とします。こういうことに全く縁のない学校が多い中、わが佐世保北高の卒業生には、労を厭わず献身的に世話する人が多く、これは他の何よりも誇りとすべき伝統です。私は現時点では大したことはできませんが、微力ながらこの伝統を守っていきたいと思った次第です。
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