県北地区をはじめ、長崎県全体の方々に強烈な印象を与えたのだと、改めて思ったものです。
センバツでは、初出場ながら長崎県勢として初めて準優勝を遂げました。その過程で、甲子園優勝経験校の岡山東商業・東海大相模・PL学園を次々に破りましたが、PL学園を完封で破ったことや長崎県勢として47年ぶりのベスト4進出は、準優勝と共に県の球史に残る快挙であったと思います。
考えてみますと、このことは、昨年夏に初めて甲子園に出場した地方の学校が1年も経たないうちになせる業ではなかったのです。本当に良くやってくれたと思います。
この常識破りの戦績は、この夏も期待できるのか、野球部にとっては大変なプレッシャーですが、是非頑張って欲しいと願っています。
ところで、このホームページに幾度となく清峰高校を支援する記事を掲載して頂きました。はじめは清峰高校の校長が北高19回生であったと言うことで、取り上げて頂いたのですが、勝ち進むにつれて、佐世保市の隣の佐々町にある高校と言うことを認知してもらっての掲載になって行ったようです。北高の同窓会の心の広さを有り難く思いました。
公立の高校にはお金などありません。甲子園出場が決まって周りの人から、「大変でしょう、お体に気をつけて頑張って下さい」と言って頂きましたが、正直に言いますと資金集めは大変でした。ですから、「大変でしょう」という声かけは瞬間的にはありがたく思いましたが、裏付けのない言葉の何と空しいことよ、「大変でしょうというのなら、寄付でもしてくれたらいいのに」と内心思ったものです。以前、テレビドラマで子役の「同情するなら金をくれ」というせりふが話題になりましたが、その心境でした。
そんな中、東京北星会のホームページで支援を呼びかけて頂きましたが、お陰で、同期の方の個人での支援はもとより、多額の寄付が期待できる県北地区の企業をたくさん紹介もして頂きました。また、北高卒業以来音信が途絶えていた同級の方々の支援もありました。このホームページになんと言って感謝したらいいのか、言葉が見つかりません。
甲子園出場は、学校としても大変名誉なことであります。清峰高校は名前を変えて今年で4年目になります。名称変更とともに、部活動でも学習でも鍛える学校体制作りに本腰になられたのが前校長。その前校長が蒔かれた種が立派に実って、その収穫の恩恵に預かっているのが、ほかならぬ昨年4月に着任した現在の私と言うことになります。人は、「あんたはおいしいところだけ食べてよかね」と言いますが、その通りです。
北星会の皆様、ご支援ありがとうございました。簡単ですが、お礼の言葉とします。
ちなみに、寄付集めに奔走して頂いた本校の高澤祐事務長は北高22回生です。
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